ワイヤレスマイクってかっこいい!ケーブルもないからどこでもマイク持って移動できるし!いいところしかないんじゃないのかな?デメリットって値段が高いとか??
今回はワイヤレスマイクについてです。テレビやライブなどで今や当たり前に使われているワイヤレスマイク。見慣れすぎてる故、ワイヤレスマイクは手軽・気軽に使えるものだと思っていませんか?もちろん便利だから使われてるのですがデメリットからも目を背けてはいけません。そんなところを解説していきます。
タイトルの通りワイヤレスマイクは便利だったりカッコ良かったりして使ってみたいと思う人も多いでしょう。しかし、便利の裏に、注意しなければいけないことやコストやサウンド面のデメリットなど考えることも多いのです。もちろん使うことを否定するわけではないです。ですが、ワイヤレスのいいところだけでなく使うなら知っていたほうが良いことがたくさんあるので今回取り上げていきたいと思います。あくまでライブハウスでライブをするバンドマンに向けてワイヤレスマイクってどうなの?って記事です。
もう十分有名なミュージシャンなら事務所やらPA会社やらその他スタッフがすべて最適な機材セレクトをするので問題ないでしょう。
同じようにカッコいいからって理由だけじゃなくその機材についてちゃんと知っておいてね系の記事、IEMイヤモニについてもこちらで解説してます。
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ワイヤレスマイクのメリット
当たり前ですが、みんなメリットを感じてワイヤレスマイクを使いたいと思うはずです。なので、知っとるわ!ってなるかと思いますが見ていきましょう。
ケーブルがない
ワイヤレスという名の通りケーブルの煩わしさがないのが一番のメリットです。
ボーカルが動き回ってもモニターにケーブルが引っかかったりしません。
“アリーナやドームや広いステージでやるなら”それは心強いですよね。花道を走り回ったり気球やトロッコに乗っても電波が届く限り歌えるわけですからね。
あれ?そういえばライブハウスってワイヤレスマイク使うほど広かったでしたっけ?
ボーカルが動き回ってもモニターにケーブルが引っかかったりしません。
“アリーナやドームや広いステージでやるなら”それは心強いですよね。花道を走り回ったり気球やトロッコに乗っても電波が届く限り歌えるわけですからね。
あれ?そういえばライブハウスってワイヤレスマイク使うほど広かったでしたっけ?
カッコイイ
カッコイイ。なんかプロっぽい。値段が高そう。
メジャー志向だとこんな理由もありそうな気がします。
ワイヤレスをデコったりしたいとか?ボーカル毎に色分けされててオシャレとか?
そんなのもあるかもしれません。
何をカッコイイと思うかは人それぞれなのでいいですが、普通のマイクでもデコはできますよ。
メジャー志向だとこんな理由もありそうな気がします。
ワイヤレスをデコったりしたいとか?ボーカル毎に色分けされててオシャレとか?
そんなのもあるかもしれません。
何をカッコイイと思うかは人それぞれなのでいいですが、普通のマイクでもデコはできますよ。
ケーブルによる音の劣化や断線や接続抜けの心配ナシ
ギタリストやレコーディングなんかはシールドやケーブルをこだわるじゃないですか。PAだってもちろんそうです。
ケーブルによって音に特徴があり、また経年劣化もします。マイクにケーブルを繋ぐということはケーブル込みの音になるわけなんですね。
ケーブルが繋がっているマイクだとライブ中の断線やマイクとケーブルを繋ぐコネクターが抜けて音が出なくなるなんて心配がありますがワイヤレスマイクにはケーブルがそもそもないので心配いりませんね。こんなところがメリットでしょうか。
ケーブルによって音に特徴があり、また経年劣化もします。マイクにケーブルを繋ぐということはケーブル込みの音になるわけなんですね。
ケーブルが繋がっているマイクだとライブ中の断線やマイクとケーブルを繋ぐコネクターが抜けて音が出なくなるなんて心配がありますがワイヤレスマイクにはケーブルがそもそもないので心配いりませんね。こんなところがメリットでしょうか。
大きなメリットの裏ではデメリットや注意点もあります。その解説もするのですが、その前に電波のことも少し解説します。
ワイヤレスマイクは音を電波で飛ばしてます
今では電話もWi-FiもBluetoothも充電も無線が当たり前になっていて、電波といってもなんの疑問もない世の中ですよね。しかし、よく考えたらすごいですよね。目に見えない波で音を届けてるんです。ライブでよく見るワイヤレスマイクも音声信号を電波で飛ばしています。その技術は今も進歩しています。
細かな技術や仕組みはバンドマンやミュージシャンまで知らなくていいとは思いますが、電波についてこれだけは知っておいてほしいということがあります。
細かな技術や仕組みはバンドマンやミュージシャンまで知らなくていいとは思いますが、電波についてこれだけは知っておいてほしいということがあります。
ワイヤレスマイクは簡単に説明すると
- プロ用電波(A帯)
- 誰でもOK電波その1(B帯)
- 誰でもOK電波その2(2.4GHz帯)
というように電波は周波数によって種類が別れています。
その他、C帯というのもあるんですがバンドマンは無視していいです。バンドマンやアマチュアアーティストがワイヤレスマイクを使いたいと思って楽器屋とかに買いに行っても、誰でもOK電波その1かその2にしかほぼ売ってません。プロ用電波ってやつは買おうと思えば買えますが、通常はPA会社がメーカーから買って運用するものです。なぜプロ用なのかというと、運用に免許が必要で使用するのに申請や料金が必要です。
それに機材も高いです。
多くの人がテレビで見たりドームで見たりするのはこのプロ用なんです。使用するのに申請が要りますので同じ電波を隣で使っててそっちの音が入っちゃった、とか、変なノイズが混じる、とかのトラブルがほぼありません。
その他、C帯というのもあるんですがバンドマンは無視していいです。バンドマンやアマチュアアーティストがワイヤレスマイクを使いたいと思って楽器屋とかに買いに行っても、誰でもOK電波その1かその2にしかほぼ売ってません。プロ用電波ってやつは買おうと思えば買えますが、通常はPA会社がメーカーから買って運用するものです。なぜプロ用なのかというと、運用に免許が必要で使用するのに申請や料金が必要です。
それに機材も高いです。
多くの人がテレビで見たりドームで見たりするのはこのプロ用なんです。使用するのに申請が要りますので同じ電波を隣で使っててそっちの音が入っちゃった、とか、変なノイズが混じる、とかのトラブルがほぼありません。
逆に、誰でもOK電波その1とその2は、近隣で同じ周波数を使っていたら打ち合わせをして別の電波に設定しない限り電波の干渉やノイズといったトラブルが起こり得ます。さらに、その2の2.4GHz帯という電波はWi-Fiなどでも使用されてる周波数なので、リハでは大丈夫だったのに本番でお客さんが持ってたポケットWi-Fiと電波が干渉して使えないなんてこともわりとあります。そんな仕組みのワイヤレスマイクの電波なんですがわかっていただけましたか?
何が言いたいかと言うと、カッコいいなーと憧れて見ていた有名アーティストのワイヤレスマイクは超高級品で絶対的な安全性に対してお金を払っているから運用できているということです。ただの憧れだけで使う前にしっかり理解してほしいのです。
ワイヤレスマイクのデメリット
それではデメリットも紹介。
電波は絶対に安全ではない
上に書いた話の続きみたいなものですが、電波って絶対に途切れないわけじゃないんです。
携帯だって通話中たまに切れたりするじゃないですか。
上で説明したプロ用だって100%電波が途切れないと保証されているわけではないんですよ。
もちろん、プロ用のワイヤレスマイクをプロが運用すれば電波を受信するアンテナもお高めの機材を使ったりして、誰でもOKの一般用より安全に使います。しかしそれでも100%にはならないのです。
ですので、アマチュアが使用する機材では音が途切れたりすることもあります。
使用するにはそれを受け入れられるかを考えなくてはいけません。
携帯だって通話中たまに切れたりするじゃないですか。
上で説明したプロ用だって100%電波が途切れないと保証されているわけではないんですよ。
もちろん、プロ用のワイヤレスマイクをプロが運用すれば電波を受信するアンテナもお高めの機材を使ったりして、誰でもOKの一般用より安全に使います。しかしそれでも100%にはならないのです。
ですので、アマチュアが使用する機材では音が途切れたりすることもあります。
使用するにはそれを受け入れられるかを考えなくてはいけません。
ノイズが入ることがある
普通のマイクに繋ぐケーブルなんかにも乗ることがありますが、ワイヤレスも電波にノイズが乗っちゃうことがあります。
メリットに「ケーブルでの音質劣化がない」とありましたが、ケーブルがなくても同じような悩みはあるんですよね。
物理的なノイズや音質劣化でなく、イメージで言うと車でラジオを聞いてる時に近くを走るトラックの無線の電波で雑音が入っちゃうそんな感じ。何よりも嫌なのが、有線マイクのケーブルでのトラブルと違って原因がわかりにくいこと。
ケーブルであれば交換すれば済む話ですが、電波だとまた起こるかもしれないし起こらないかもしれない。原因がわからないと不安なまま使わなくてはいけない、または、不安を解消するにはもう現象は起こらないかもしれないのに有線の予備に交換しなければライブを続行できないことです。
メリットに「ケーブルでの音質劣化がない」とありましたが、ケーブルがなくても同じような悩みはあるんですよね。
物理的なノイズや音質劣化でなく、イメージで言うと車でラジオを聞いてる時に近くを走るトラックの無線の電波で雑音が入っちゃうそんな感じ。何よりも嫌なのが、有線マイクのケーブルでのトラブルと違って原因がわかりにくいこと。
ケーブルであれば交換すれば済む話ですが、電波だとまた起こるかもしれないし起こらないかもしれない。原因がわからないと不安なまま使わなくてはいけない、または、不安を解消するにはもう現象は起こらないかもしれないのに有線の予備に交換しなければライブを続行できないことです。
ワイヤレスマイクを使うと決心したのなら、しっとりと聞かせるバラードのサビで電波に謎のノイズが混入する可能性もあるというのも受け入れて使わなくてはならないのです。
音が悪い
ワイヤレスマイクの音が悪いというのは過去の話になってきました。
皆さんもテレビや大規模コンサートを見てワイヤレスマイクだから音が悪いと感じたことはないでしょう。
それくらい技術の進歩で有線マイクと遜色ない音質になってきました。
しかし、しかーし!それは先ほどのプロ用の何十万、何百万円の機材の話です。
皆さんもテレビや大規模コンサートを見てワイヤレスマイクだから音が悪いと感じたことはないでしょう。
それくらい技術の進歩で有線マイクと遜色ない音質になってきました。
しかし、しかーし!それは先ほどのプロ用の何十万、何百万円の機材の話です。
そもそも、ワイヤレスマイクって有線のマイクよりも音が悪かったの!?って人が大半なのかもしれないですよね。実はそうなんですよ。聴き比べないとわからないかもしれませんが聴き比べたら一発で誰でもわかると思います。
手の届きやすい価格帯のワイヤレスマイクは有線マイクに比べて明らかに音は悪いです。
低価格帯のエントリーモデルはPAするの正直大変です。
しかしライブハウスで持ち込まれるワイヤレスマイクはそれくらいのモデル帯のものです。
音に芯がなく、高域の綺麗なノビもなく、ふくよかな低音もなく、歌詞も聞き取りづらい。プレーヤーもモニターが聞きづらいでしょう。
それでもパフォーマンスを優先したいならアリですが、大事なボーカルの音質を犠牲にしてまで使うのか今一度考えてみるといいかもしれません。
電池が必要
おまけです。
有線マイクは電池使いませんがワイヤレスマイクは電池が入ってます。
ランニングコストはたいしたことないですが、PAとしてはライブ本番には新品に入れ替えてほしいです。
ちゃんとチェックしていれば大丈夫ですが、本番中に電池切れなんてこともなくはないです。
有線マイクは電池使いませんがワイヤレスマイクは電池が入ってます。
ランニングコストはたいしたことないですが、PAとしてはライブ本番には新品に入れ替えてほしいです。
ちゃんとチェックしていれば大丈夫ですが、本番中に電池切れなんてこともなくはないです。
お前のさじ加減だろ!と言われそうですが、メリットよりデメリットの項目が多くなりました。
便利だから!だけを考えないで使うべし
ワイヤレスマイクはケーブルをなくしてくれてライブのパフォーマンスや演出に大きな革命を起こしました。
ワイヤレスでなくては表現できないライブがあります。しかし、ライブハウスのライブではワイヤレスがマイクスタンドについたまま始まりついたまま終わるライブなんかもありました。
それワイヤレスでなきゃいけない意味ある?って思っちゃうんですよ。デメリットの方が勝っちゃわない?って。
ワイヤレスでなくては表現できないライブがあります。しかし、ライブハウスのライブではワイヤレスがマイクスタンドについたまま始まりついたまま終わるライブなんかもありました。
それワイヤレスでなきゃいけない意味ある?って思っちゃうんですよ。デメリットの方が勝っちゃわない?って。
大きな会場ではメリットが勝り、プロ用の高級機だからこそ安定して運用できている現実があります。
何度も言ってますが、好きなアーティストが使ってるから、カッコイイからという理由で音楽の本質が疎かになるのはとても悲しく思うのです。
必要なら使えばいい。この記事をみて、じゃあ自分はワイヤレスじゃなくてもいっかと自分の音楽と照らし合わせて適材適所のマイク選びをしてほしいと思います。
必要なら使えばいい。この記事をみて、じゃあ自分はワイヤレスじゃなくてもいっかと自分の音楽と照らし合わせて適材適所のマイク選びをしてほしいと思います。
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