持ってくもんなんて楽器に決まってんだろ!他はアンプとマイクくらいだろうが!
今回はバンドがライブをする際に持っていると自分を助けてくれるアイテムの紹介です。モヒカンくんのいう通り楽器だけでも構わないですがトラブルに見舞われた時に困ることもあるかと思います。備えあれば憂いなし、万端に準備していれば本番中にトラブってテンパっちゃうなんて醜態をお客さんの前で晒さなくてすむかもしれません。
みなさんはトラブル対策や便利グッズをどれくらいライブの時に持っていってるのでしょうか。
ただでさえ重たい楽器やエフェクターなどの他に、色々なアイテムを持ち歩くのも大変かと思いますが持っているといつか自分を救ってくれるかもしれません。
これから紹介するものを全部持ってなきゃダメだというわけではありません。自分の中で「確かにこれはあったら便利かも」って思うものは参考にしてもらって、これからはライブの時は携帯しておくのもいいかと思います。
ガムテ
まずはガムテです。
ガムテの有用性はこれまでにも記事にしました。まずはこちらの記事を読んでもらえたらと思います。
ガムテはライブハウスに行けば確かに用意してあります。
ステージでも物販でも使いますし、ツアーの機材車のバンパーが外れても最悪ガムテープで一時しのぎで使えたりしますので一つは持っていて損はないでしょう。
物販のケースに入れておきましょう。
買うのはもちろんTERAOKAです。
粘着力、剥がしやすさ、厚さ、切りやすさ、どれを取っても優秀な業界標準です。
安物のガムテープではバンパーはとめておけないかもしれませんがTERAOKAなら大丈夫です。少し高いですがいざという時に助けてくれますので安心をお金で買いましょう。
ガムテープでガッチリ止めなくてもいい場面は養生テープを使いましょう。
養生テープは粘着が床や壁などに残ることもありませんし、簡単に剥がすことができます。
物販ケースの蓋をとめておいたり、バミリなんかでも使えますので養生テープも一つ持っておくことをおすすめします。
予備弦
ギターやベースといった竿物楽器のプレイヤーは予備の弦を持っておきましょう。
ライブハウスに何度も出入りしていれば一度くらいは必ず本番中に弦を切っているところを見たことがあるでしょう。
対バンで仲の良い人がいれば借りたりして乗り切ることもできますが、自分で弦をすぐに交換するのが1番です。
借りられる側も実はいい気持ちではないかもしれません。
物凄いレアなビンテージのお気に入りの一本を人に貸すのは嫌かもしれませんし、対バン全員が3音下げのフロイドローズかもしれません。なんとか対バンの人に借りたけど高見沢さんモデルのギターが来るかもしれません。
「俺の使っていいよ!」とこれが来たら大変なことになりそうですし。
自分で交換するのが1番ですし、1本弦を交換するくらいは一瞬でできるようになりましょう。
「ごめん弦切れた」
となってからってかなりバンドの実力差が出ます。
下手なバンドは
どうしたらいいか分からなくなったり、はっきり貸してくださいと言えずに変な空気になったり、弦も替えるのに時間がかかり、その間無音で気持ち悪い時間が流れるなんてこともあります。
対して上手いバンドは
ライブ巧者は弦切れなんか慣れたもの。ごめん弦切れたわ、その一言でメンバーは察知してMCに繋げます。ちょこっとMCしている間に弦は張り替えられ、こういうトラブルもライブならではだよね、とトラブルを希少なライブへと昇華させます。
トラブル時こそバンドの地力が見られます。
というわけで替え弦は持っておくと良いでしょう。そしてすぐに交換できるといいでしょう。
ストリングワインダー
替え弦の話をしたついでにストリングワインダーもあったら良いでしょう。
弦を早く巻けます。
安いのは数百円で買えますし一つは持ってて損はありません。
弦をカットできる機能を備えたストリングワインダーもあります。
アコギのエンドピンを抜く機能もあります。便利。
周りのギタリストを驚かせたいならコイツ
電動ワインダーとしての機能だけでなくそのままチューニングまでしてくれちゃうヤバいやつ。440Hz固定じゃなくピッチも変えられて、大音量下でもチューニング可能で、変則チューニングにも対応しちゃってます。
そしてそこまで高くない。
しれっと楽屋で使って友達増やせること間違い無いです。オススメ。
ドラム用予備ヘッド
これも考え方としてはギターの替えの弦と同じです。
持っておけば安心できます。
竿物の弦ほど頻繁に再起不能にはなりませんが、万が一のことを考えてケースに入れておくといいでしょう。
単発のライブならいいですが、ツアーになったら替えは必要です。破れたりはせずともちょっとチューニングが安定しない、けれど今日の対バンは強敵だ、なんて時にも万全の状態でライブに臨むことができます。
チューニングキー
替えのドラムヘッドに続きこちらもドラマーなら持っていましょう。
さすがにチューニングキーは持っていない方が少ないかとも思いますが、意外といます。
これもライブハウスには必ずありますので言えば貸してもらえますが、他のバンドがリハ中なのに自分の機材のチューニングをする為にスタッフを呼び止めてチューニングキーを貸して下さいなんていうのは迷惑です。
ドラマーなら持っておきましょう。
こういったTHEチューニングキーなら数百円で買えますので買いましょう。
そして便利なチューニングキーも色々あります。
こちらのエヴァンスのチューニングキーはトルクレンチのように、規定のトルクを上回ると空回りしてそれ以上回らなくなるのです。
ですので各ボルトを同じテンションに締めることができる優れものです。
他にも4倍の速さでボルトが締められちゃうチューニングキーがこちら↓
こちらは手で一回転させるとネジは4回転されているというポルナレフもびっくりのアイテム。
持っていたらヘッド張替えしている場面に出くわした時に毎度ヒーローになれます。
ツアーなどをガシガシにやるバンドなら
こういったドラムのメンテナンスならコレ一つでできるようなマルチツールもあると心強いです。
色々なチューニングキーがあるので「え!何それ?」と言われるようなチューニングキーでドラム友達を増やすきっかけを作るという作戦もありかもしれません。
ペンチ
ペンチは持っていると何かと便利です。
言われなくてもご存知かと思いますが、主に何かが壊れた時に使います。
パフォーマンスが激しいバンドであればツアーに行けば何かしら機材が壊れるでしょう。そんな時に絶対にペンチを使うことがあるはずです。
100均とかのものでも使えるには使えますが、どうせ買うなら良いものを揃えましょう。
定番や人気メーカーのものであれば安物より長く使えるかと思います。
電工ペンチとラジオペンチの二種類あればいいでしょう。
ドライバー
ドライバーもペンチと同じく、何か機材が壊れた時には必要になります。
ギターやベースやペダルなど楽器・機材はあらゆるところでネジが使われていますのである程度サイズを揃えて持っておきましょう。
ちょっとしたメンテなら持ち歩きやすいこんなタイプでいいでしょう。
大事な自分の楽器ですのでしっかりとメンテナンスをする用にはネジをナメないようにそこそこ良いやつを揃えましょう。
ナメちゃってから直すのはもっと面倒になります。
ニッパー
こちらもペンチ、ドライバーに続きメンテ三種の神器ですね。
ギターケースの外ポケットにこの三つは入れておきましょう。
これもそこそこ良いものを揃えた方がいいでしょう。安物は刃こぼれしますし、弦などを切る時も安物だと弦がボロボロになって怪我にもつながります。
プラモデル用みたいなプラスチックをカットする用途の物でなく、これくらいのしっかり弦をカットできそうなものを選びましょう。
良いものであればスパッと切れて長持ちしますので結果的に安く上がります。
テスター
こちらはわりと中級者向けアイテムです。
テスターは電圧や電流や抵抗などを測定できる計測機です。
自分で機材のメンテなどをするようになったら一つ購入することをおすすめします。
こういったカードタイプでしたら持ち運びもかさばりません。
値段も安いですし電気のことを知ればますますメンテナンスも捗ります。
ギタリストなどがマイクに口をつけたらバチっとくるあの電位差なんかもテスターで測れば防げることだってできます。
機材の故障に見舞われてもテスターで原因を探っていってどのパーツの故障か特定することもできます。
家で中古の電池がまだ使えるのかチェックすることもできますのであって損はありません。
シールド・パッチケーブル
こんなもん持ってるのが当たり前だろってツッコミも入りそうですが、意外と毎回持ってこないでライブする人がいます。
それは置いておいても、予備のケーブルくらい持っていても良いかと思います。トラブルはいつどこで見舞われるかわかりません。
本番中の断線でもパッと交換できればすぐに復帰できるかもしれません。
うまく乗り切れるか一曲棒に振るかでお客さんの心を動かせるかどうかが変わってしまうかもしれませんよ。
Lightning(USB−C)−ステレオミニ変換
これも物販ケースなりに入れておきましょう。
いつかコイツが助けてくれる時がきます。
ツアーなどで車に揺られてSEのCDが割れてしまった、そんな時でもスマホに入っているSE音源でライブは乗り切れるかもしれません。
DJをUSBでやるつもりが現場で失くしてしまった…出演キャンセル?でもこのケーブル一本で穴を空けずに済むかもしれません。
ライブハウスにもあるところはあるかもしれませんが、ないところはないです。注意。
他にも便利アイテムはたくさんありますが
持っていると便利で助けてくれるアイテムはたくさんありますが、とりあえず紹介したこれくらいを揃えておけば大丈夫でしょう。
むしろ必須アイテムしか紹介してないって見方もできるかもしれません。
これら必須アイテムに加えて+αのアイテムも随時追記して紹介したいと思います。
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