ギターボーカル・ベースボーカル・ドラムボーカル・キーボードボーカルの人必見!
楽器に集中して口とマイクが離れると大損だよ!楽器の演奏とボーカルを両立する方法!

キーボード

コードチェンジの時には左手見ちゃうけどだめなの?全く見ないなんて難しいんだよ。

確かにボーカルやコーラスをしている中でも難しいフレーズを弾く場面ってありますよね。そんな時、マイクに声を入れることを疎かになってしまわなければいいんですが、これが思ったよりみんな演奏に集中しすぎるとマイクと口がどんどん離れちゃうんですよね。ではどうやったら解決できるか解説していきます!

今回はピンのボーカリストではなく、ボーカル兼楽器を演奏する人が歌ってる時に楽器の方を見て顔を横向けちゃって声入んなくなっちゃってるよーっていう、PAをしているとよく遭遇するもったいない事例について取り上げたいと思います。

楽器の演奏が上手い下手で済む話にしてしまうとそれでおしまいですので、ボーカルなんだけどどうしても難しいフレーズは見なきゃ弾けませんって人でもちゃんと解決できるような方法を紹介しますので見ていってくださいな!

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ボーカルの声が消えてってしまうのは一番もったいない!

やっぱりボーカルって超重要パートですよね。ボーカルより楽器の絡みの方が重要だ!っていうジャンルもあるかと思いますが今回はそういう音楽は対象ではありません。
お客さんはCDのように、と言わないまでも歌詞くらいはちゃんと聞き取れてバンド全体のミックスバランスの中でボーカルがしっかり真ん中で仁王立ちしてその一歩、半歩後ろで風神雷神のようにバンドサウンドで迫力を作るくらいがいいはずです。
やっぱり歌ものであれば歌が主役なんですよね。
そうなればやっぱり歌はしっかり歌詞が聞こえて、かつ太い音でスピーカーから鳴らしたいじゃないですか。それはバンドもPAも同じように思っているんですよ。

それなのにそれな~のに、みんな楽器の演奏に集中しすぎちゃってマイクから顔を背けるんですよ!
これは事件ですよ。マイクに声を入れることを放棄されたらこっちは何もできません!

わかりますよ、たしかに難しいフレーズは運指を目で追わなきゃ弾けません。長い距離スライドするのもそうですよ、スライドが行き過ぎても手前のフレットで止まってもとってもダサいんですよね。
めっちゃ難しいコードも見ちゃうよね~。ディミニッシュコードなんてあんなもん見なきゃできるか!って!うんうん。
わかりますわかります。ちゃんと弾きたいのわかりますよー。
けど、けど、ボーカルと天秤にかけたらどうでしょう。

「ギターのコードの2弦が1フレットがずれてたけどボーカルがかっこよく鳴ってる」
のと
「ギターの演奏は完璧なんだけど、ときどきボーカルがいなくなっちゃってる」
これどっちがライブとしてかっこいいか想像できますかね?

ギターをちょっとミスするくらいみんなやってるんですよ。上手い人はミスをミスと悟られないように演奏するのが上手い。それを紹介したのは前に解説してますのでこちらもどうぞ。

バンド初心者でも"コレ"だけ押さえれば他と差がつくライブができる!
初ライブなんだけど、上手く演奏できるか心配…。コツとかあるのかな…? コツあります!ライブに慣れていないうちはライブ自体の緊張もありますし、みんなで合わせて音を鳴らすことにいっぱ...

そう、ミスっても次のコードへ行っちゃえばそんな気になることでもないし、わりと音デカめなら気付かれもしないです。お客さんも派手なミスじゃなけりゃきっと気にもとめないと思います。

だけどボーカルがいなくなったら誰でもわかりますよ。
それに見ていても、バンド全体としてライブ全体として下手な印象に繋がります。

そうなんです、すごーくもったいないんですよ。
上手く弾きたい気持ちはすごくわかるんですよ。でも一度落ち着いて考えると、完璧な楽器の演奏よりもボーカルをしっかりバンドの中で主役にさせる方がライブとして重要なんです。

 

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【解決策①】一番いいのは手元を見なくても弾けるようになること

解決策として一番いいのはやっぱり見なくてもテクニカルな演奏ができる技術を手に入れることです。
the band apartとか凛として時雨とかギターボーカルなのに普通ギターボーカルじゃ弾かないようなフレーズ弾きながら歌ってるとかっこいいじゃないですか。練習の賜物なんでしょうが、習得すればバンドとしては2段も3段もステップアップできることでしょう。
そしてバンドマンの間で持て囃される。

できることならひたすら練習して見ましょう。
楽器を演奏していても手元を見ることなく歌えることができれば強いです。
一曲まるまる、ライブ中まったく見ないってわけじゃなく、歌っていない時は弾くことや叩くことに集中していんです。指板をガン見してソロ弾いたっていいです。

けど歌ってる時だけは見ない。とてもクールです。
常にお客さんに目線が行くわけですからライブパフォーマンスとしてもやはり一番の理想です。

 

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【解決策②】手元を見ちゃってもマイクに声が入るような角度や向きを習得する

手元を見ないで弾くなんて無理だ!オメーは何もわかってない!うちのバンドはテクニックが売りなんだ!
こんな意見もあるでしょう。
完璧に演奏している手元を見ないなんてなかなか難しいです。できる人だって少ないです。
そんな時ライブ巧者はどう凌いでいるかといいますと、手元は見るけどマイクからは口を離さないというテクニックを使うんです。
これなら全く手元を見ないよう完璧に演奏できる為の途方も無い練習をするんじゃなく、ちょっとした心構えで習得できます。

それでも体に覚えさせるために多少の練習は必要です。
口元にマイク置きながら、それでいて手元を見るテクニックも二通りありますので練習方法も交えて解説します。

初級編  手元を見ても口はマイクの前に来るようにする

「手元を見ても口はマイクの前にくるようにする」とはどういうことかイマイチわからない人もいるかもしれませんので頑張って絵を描いてみました。

こんな感じで手元は見てるけどちゃんとマイクに向かって歌ってますよね。
本当はマイクの直線上に声を入れてほしいのですが、まずは初級編なのでいいでしょう。
マイクから声が外れてしまうよりは全然いいです。これだけでもできれば十分です。

スタジオでバンド練習する時なんかでも日頃から、口→マイク→ギターネックといったように目線の間にマイクが来るように意識してみてください。

上級編  マイクの直線上で歌い、目だけで手元を見る

上の方法よりさらに上級テクニック。
さっきはマイクの前に口は来ていてマイクに声は入るのですが、マイクの真正面でないためPA的には声の芯が少し失われている状態。
より良い歌い方がこちらです。

これならマイクの真正面で歌を拾えているので歌も芯のある太い音で集音できます。
そして目ではしっかりと運指を捉えているので演奏も問題なさそうです。

練習方法としては歌いながら楽器を練習することです。そして練習するのに重要なのが目の前にマイクがあることを意識して歌いながら演奏するということ。
スタジオでのバンド練習でも意識をしてやるのと共に、家でもギターやベースやキーボードを練習する際にも顔は前を向いて練習する。見るのは目だけで楽器を弾くのもいいトレーニングになります。
マイクスタンドとマイクがあれば家でも置いてあるだけでより実践的に意識することができるのでスタンドやマイクを持っている人はリアルにやってみるといいと思います。

全く手元を見ないで演奏するのは難しくても、これくらいなら頑張って練習すればできそうじゃないですか?
これができるだけでも今までよりもさらに上のライブができるに違いないです。

 

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【解決策③】もう弾くのは諦めて歌うことに集中する

初心者なのでやっぱり練習しても無理!弾くときは見ちゃうし見ると顔も動いちゃう!だめだ!もうバンドやめよう…

待って、バンドやめないで。ビギナーならそれも仕方ありません。
そんな方には必殺技、手元を見なきゃ無理なフレーズは簡略化しちゃうです。

弾きながら歌うのは難しいです。弾くだけなら余裕のフレーズでも歌と一緒だと一気に難易度が上がります。
でもやはりボーカルをないがしろにしては損です。
それならボーカルに集中できるくらいの難易度にするのが一番手っ取り早いです。
アンサンブルとしての見せ場は減るかもしれませんが、バンドとしての迫力やパフォーマンスは必ず上がります。

頑張って練習したり、ライブに慣れていったり、体が覚えてくれば自ずと弾きながら歌うことも上達していきます。
そうした時に簡略化していたコードやストロークを難しいものにしていけばいいだけです。
なんの練習だってそうです。いきなり難しいことに挑戦しようとしても失敗しかしないし、モチベーションも下がります。
できることをより上手に当たり前に体が覚えたら更に上のテクニックに挑戦して行くのがバンドとしてもより強くなる近道です。

無理せず一歩一歩確実に、ボーカルに集中できるところから始めるのも解決方法です。

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やっぱりボーカルは大事!

言われなくてもわかってるとは思いますがやっぱりボーカルや歌メロってのは主役なんですよ。

リズムだってギターソロだって重要ですけど、フワッと音が消えることなんてないじゃないですか。ボーカルだとそれが度々起こることがあるんですよ。大事な大事なボーカルさんなのに。

ボーカルの重要性とともに楽器を演奏しながらでもボーカルがしっかりとマイクに乗るような歌い方をマスターしてみてください。
しっかり歌がマイクに乗れば、PAでリバーブやディレイなんかも綺麗にかかります。歌詞もよく聞こえるしEQでボーカルをダイナミックだったり繊細にしたりもできます。

口とマイクの距離の重要性はこちらに詳しく書いています。ぜひ御覧ください。

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