ライブやバンド活動でよく聞くけどイマイチわかってなかった用語解説 〜下手上手編〜

ライブの為に

下手?上手?右とか左のことだろ?おれはボーカルだからステージの真ん中にいるから関係ねえ!

下手(しもて)上手(かみて)は舞台用語でステージ上の左右を表し、バンド・アーティスト側も比較的使用する用語ですが間違って覚えている人も多く見受けられるので解説します。

下手、上手は”しもて“と”かみて“と読みます。”へた”と”じょうず”ではないです。
舞台用語ですが、リハーサルなどでも耳にすることがある言葉だと思います。
最低限アーティスト側も知っていて損はない言葉なので覚えておきましょう。

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下手上手の由来

諸説ありますが、上・下とついてるので身分の上下に由来しているとされています。
ビジネスマナーなんかで出てくる下座上座とかエレベーターの乗る位置とかと同じで感じで、語源的には偉い方が上手とされてたみたいです。
古典的な場を除きエンターテイメントの場では今では地位という部分で重要視されてはいないです。
ですので、ドラマーが先輩だから上手で僕はボーカルだけど下手で…なんて考えなくて大丈夫です。

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どっちが下手?どっちが上手?

勘違いの多い下手上手ですが、しっかり覚えておきましょう。

 

客席から見ると右手側が上手、左手側が下手となります。

 

ステージ上から見たら右手側が下手です。
左手側が上手です。
普通のドラムセットで言うと、ハイハット側が上手、フロアタム側が下手ということになります。

なんでこの下手上手という言葉が使われるかというと、右・左だと混乱するからです。
ステージ上で右と言うとPAから見ると左なんですよね。
なので右左という呼び方でなく、向かい合っているステージ上と客席からどちらでも共通した呼び方である下手上手が使われるわけです。

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他の呼び方

英語ではstage rightstage leftと呼びます。
ステージから見ての左右です。つまり、上手がstage left下手がstage rightとなります。
PAではこのステージライト、ステージレフトという言葉もよく使われます。
PA同士ではよく使いますが、アーティスト側とはあまり使わないので覚えなくてもいいかもしれませんが、打ち合わせなんかがあった時に置いてけぼりにならないためにも覚えちゃうのもいいかもしれません。

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ライブの時に使ってみよう

実際にライブではどんな感じで使うかというと

ギターが2人いた場合
下手にマーシャルを上手にJCをお願いします!」
とアンプのセット位置を伝えたり、
下手のモニターにドラムを返して下さい!」
とモニター注文したりします。

PAから
下手のギターがちょっと大きいかなー」
と言われたり。

リハーサルの場面ではよく使うので、自分の立ち位置は下手なのか上手なのかくらいは把握しておくといいでしょう。

円滑にリハーサルや本番を迎えられるようにぜひ下手上手という言葉を使いこなしちゃってください!

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