ダサいMCとパフォーマンス・カッコいいライブのステージングの違い

ライブの為に

ステージングだと!?PAがバンドのパフォーマンスにチャチャいれんじゃねーよ!自分の表現をぶつけるだけだっつーの!

モヒカンくんのライブのステージングはきっとかっこいいと思います。[自分の表現をぶつけるだけ]と言っていますがこれが本当に大事なんでこれをわかっているモヒカンくんはさすがです。

これまでライブ巧者のバンドから若手バンドの初ライブまで様々なライブを見てきてオペレートしてきた経験からライブのステージングについて今回は取り上げたいと思います。
モヒカンくんの言う[自分の表現をぶつける]これが核にあれば何も問題がないのですが、メジャーデビューや大きな舞台を目標にしているバンドなんかが、思っているような活動ができず迷走してトンチンカンな方向性に舵を切ったり、駆け出しのバンドが好きなバンドに憧れてただのモノマネになってしまっていたり、もったいないステージングになっていることが多いなと感じることもあります。

そんなステージングについて取り上げていきますが、今回はライブの本番の流れに沿って解説していこうと思います。

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オープニング

まず、ライブのオープニングです。
前回SEの記事にも書きましたが

ライブ用 登場SEの作り方
SEって最近はiPhone渡して終わりだろ!また文句か!?それでライブできてんだからいいだろ! 最近はiPhoneやiPodなんかで登場SEを流すことも多いですがトラブルも絶えま...

SEを使った登場から一曲目に突入するパターンはバンドにより千差万別です。
BGMが鳴り止み、お客さんはいよいよライブが始まるとワクワクが最高潮になり緊張感も増すこの場面を制しましょう。

SEを使ってオーディエンスを沸かせて登場するのもよし、SEを無しにして静寂の中登場してバンドが音を鳴らすまで緊張感を持続させるのもいいでしょう。
可能な会場なら、客席から登場するなんてワザも有効かもしれません。

自分たちなりのまだ編み出されていない登場方法やSEを考えるのもいいと思います。

しかし、あくまでそのバンドのカラーにマッチしているかを意識することが大事。
お客さんを感動させる歌をうたうバンドなのに突飛な登場で混乱させてもそのライブが濁るだけです。
好きなバンドの登場がかっこよかったからといって同じようにやっても、あなたのバンドにはその登場はマッチしないかもしれません。

あなたのバンド、あなたの音楽表現をブーストできるような方向の軸を守るのが良いライブのステージングのコツです。

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演奏開始

SEなどを使い登場してから曲が始まる、この瞬間もお客さんのボルテージは最高潮。
「始めます」と1言いうだけでも、曲のタイトルを言うだけでも様になるバンドはいます。
様になっているというのは自分のキャラクターやバンドの色をわかっているからですね。
逆に「えへへっ、どうも〜○○でーす。あのー…よろしくお願いしまーす。」とか歯切れの悪いことをのたまうと、一曲目にどれだけいい歌詞の歌でもさっきの「えへへっ」がよぎり曲が入ってこないこともあります。

何かをした方が演出になると考えがちかもしれませんが、得意でなければやらないというのも手です。

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MC

MCは技量が試される場面です。
おしゃべりが得意なら苦もないでしょうが苦手な人も多いでしょう。バンドメンバーみんな口下手ということもあります。
上でも言ったようにしゃべりが得意でなければしなくたっていいんです。ライブの告知だけだったり、グッズの告知だったり、ライブ企画者への感謝やコメントだったり当たり障りないことだけのMCでも演奏がかっこよければ良いライブになります。
トーク下手なのに無理をしてMCだからと長々とオチのない話をしてスベり倒した後の「聞いてください…FOREVER LOVE…」の方が辛いです。

コミックバンドをやっていてMCでの爆笑は良いライブをするのに不可欠なら楽器の練習と共にしゃべくりの練習も必要でしょう。
若者へ熱いメッセージをぶつけるメロディックパンクバンドなら熱いMCがさらに良いライブに繋がるでしょう。
ストイックな演奏を見せつけるフリージャズバンドならMCなんてなくてもお客さんは満足します。

MCも自分の色に合うことをするか否かが重要なんです。

ビョークがMCになった途端に綾小路きみまろみたいだったらライブの空気感壊れるじゃないですか。
めちゃめちゃストイックなバンドがキャラに似合わず面白MCをするなんてトリッキーなこともありますが、これは上級編ですね。カッコいい人がポンコツさを出したりしても認められたりする例はある程度の経験が必要なので、ひとまず置いておきましょう。

初歩的なアドバイスといえば、照れたり恥ずかしがったりせず、ハキハキと歯切れ良い言葉で普通に喋れば失敗はしないはずです。

そして、今人気のバンドは【笑い】の要素が強い【踊れる】要素が強いなど分析したとしてもそれを安直に取り入れるとわけわからないことになりますので注意。
「あのバンド迷走してる」「あのバンド変わっちゃった」とファンであればすぐ気づきます。
それが本当にやりたいことならいいですが、付け焼き刃で人気のシーンに迎合しようとするとボロがでます。
気をつけましょう。

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ライブエンディング

ライブの終わりに向かってくにつれ、コールアンドレスポンスやメンバー紹介などの演出も取り入れられたりします。
あなたがアリーナや武道館で見たワンマンライブに憧れて自分のライブに取り入れても同じようにできるかはわかりませんよ。
ワンマンなら好きな人しか見に来ていないのに対し、対バン形式なら他のバンドのお客さんもいるしフラッと飲みに来ただけのお客さんもいるでしょう。
あの武道館のクラウドをイメージしてやってもレスポンスが帰ってこず大スベリするかもしれません。

全然乗り気じゃないお客さんを動かせるように持っていく話術やスベっても逆転させられるテクニックまで用意できれば強いアイテムになります。

そしてライブのクロージングは良いライブだったとその一日を印象付ける要素になるので締め方も大事です。
たまにいますが、最後の曲宣言なし、盛り上がる終わり方なしで曲が終わっていきなり楽器下ろして「えっ?今の最後だったの?」ってお客さんが戸惑うライブがあります。
せっかくのショーですからクライマックスに向かってく見せ方とオーディエンスが拍手しやすいような締め方がいいですね。

「最後の曲です、最後まで楽しみましょう!」という1言だけで、お客さんは全力で楽しむかもしれませんし、最後の曲のアウトロを伸ばして溜めて溜めて溜めて「ドコドコ…ジャーン!!バシャンバシャン!!」と定番の締め方ならお客さんもウオー!となれるわけです。

捌ける時に楽しかったとかありがとうとか伝えるのも良い締まり方です。

ライブの終わり方はバンドの色や方向性というよりはショーとして上手く完成させるというのを意識するといいですね。
チャーハンの上にパラパラっと刻みネギ乗ってたり糸唐辛子とか乗ってたらで味はたいして変わらなくても満足度上がるじゃないですか。そんな感じ。

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ステージングがバンドや自分自身の色にマッチしているか

バンドの色に合わせろ、といいながら自分を飾らず出すことも大事。
相反することに聞こえるかもしれませんが、バンドに合わせて自分を演じ過ぎたり飾りすぎるのも度を超えるとその違和感にみんな気づきます。
その塩梅というのが難しいところです。あなたのプライベートを知っていれば演じているステージングに違和感を感じるかもしれませんし、ステージの上のあなたしか知らなければ何をやっても様になるかもしれません。
昨今ではSNSなどでバンドもメンバーもそれぞれ発信してその人のキャラクターが良くも悪くもリスナーに見えていることが多いです。
ですのでそういったこと全てを含め、俯瞰してステージングやパフォーマンスを考えられたら理想でしょう。

結局はステージングがバンドとマッチしているかなんです。
これまでこのサイトでさんざん言っていますがまた同じことを言うと、好きなバンドがやっていてカッコよかったからといって真似をしていてもそれが自分のバンドにも合うとは限らないんです。
せっかくバンドをやって自分が自ら音楽を表現しているなら自分が考えたステージングでライブもした方が絶対にカッコいい
初めは稚拙に見えてしまうかもしれないけど嘘さえついていなければ、それは本物のライブです!
それを続けてライブに慣れて板についてくればあなたにしか出来ないライブができるようになります!ぜひそんなライブを目指しましょう!

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