リハ終わったら飲みに行く一択だろ!愚問だ愚問!
最後のバンドのリハが終わり一段落、この一段落の時間を有効に使ってライブに向けた最終チェックをしてみるのはいかがでしょう。
その他、ライブハウスではバタバタと公演に向けて動き出す時間になります。周りの状況も理解できているとミュージシャン自身もライブ前に慌てることもなくなります。
今回はリハが終わったところからライブが始まるまでの1時間から1時間半の話です。
ミュージシャンは自分たちのリハーサルが終わって落ち着いているかもしれませんが、開場のスタッフはせわしなく動く時間になります。
ライブに向けた最後の準備時間でもあるので有効活用できるよう解説していきたいと思います。
最後のアーティストのリハーサル終了後
順リハ逆リハの解説で紹介しましたが、最後にリハーサルするアーティストは出番が1番目のことが多いはずです。
逆リハ?なにそれ?美味いの?って方はまずこちらからどうぞ。
ミュージシャンはこの時間に何ができる?
リハーサルが終わったらセッティングはそのままで開場準備に入ります。
「はい、リハ終わりー!休憩休憩!」
でもいいのですが、この時間に色々とライブに向けた準備ができるのが強いバンドです。
- リハ終わりにチューニングを再度しておくことも大事だと思います。
- エフェクターに繋がっているシールドを抜けないようにテープで止めるというのもトラブル対策になります。
- エフェクターのツマミが動かないようにカバーをするのもいいかもしれません。
- ドラムもタムやシンバルスタンドのネジが緩んでいないか最終チェックできる時間です。
- ボーカルのマイクスタンドのネジの緩みもチェックできる時間です。
簡単に挙げてもこれだけ、もっと細かく準備できる箇所もあるはずです。
ライブが始まって一発目の音が鳴ったときに、チューニングが!とか、シールド抜けた!とか、シンバル倒れた!とかそんなかっこ悪いことにならない為にも最終チェックができる、このリハ終わりから開場までの時間はとても大事な時間なのです。
PAは何をしてる?
この時間はPAや照明さんにとっても大事な時間です。
開場してお客さんが入ってしまったらもう音を出したチェックはできなくなってしまうからです。
最後のリハーサルの時にモニターのハウりや外音のサウンドに修正が必要だったら直すのはこの時間しかないのです。
他にも転換の確認をしたり、機材を整理したり、ハンドマイクならケーブルが抜けないようにテープで止めたり、ステージの幕をしめたり、最終準備をする時間になります。
リハーサルが終わって一段落の時間ですが、この時間はPAも照明もやる事がある時間だと思っていて下さい。
しかし、まだお客さんが入る前ですから何か技術スタッフに要件がある場合はこの時間に済ませて下さい。
急にSEなどを渡されてもまだ音を出してレベルチェックは可能です。
同時に受付のスタッフなどもチケットリストなどの確認など準備に追われます。
ドリンクスタッフもオープンしてすぐの忙しい時間帯に備えて準備をするでしょう。
チケットリストの提出がギリギリになったり開場間際の準備に差し支える注文があると開場に影響が出ることもあります。
オブラートに包まず言うと、それなんで今言うの?もっと前に言っといてよ。もっと前に言ってくれたらチェック出来たし。こんなバタバタしてるタイミングで言わんといて。ってことがよくあるんです。
もちろん、そんなの知らんしってこともあるし、こっちの都合もあるねんってことも重々わかってます。
お互いがその時間何をしているか理解し合うことでより良いライブ作りができるというのが本望なのでこの記事を書いております。
開場してから開演するまでの時間
さあオープンしてお客さんも入ってきました。
こうなるともうステージに上がってゴチャゴチャと準備をしたり音を出すことはしませんね。
ミュージシャンが出来ること
ギターやベースなどは楽屋に持って行き最終確認やチューニングなどは可能です。
あとはメンバー間で流れやキメの最終確認くらいでしょう。
あとは気持ちをライブに向けて作って行きましょう。
このタイミングでSE渡したり、やっぱり録音したいとかは極力避けましょう。
ライブ直前になったら一度抜き差ししたライン楽器があればラインチェックも必要になるかもしれません。
ラインチェック?なにそれ?美味いの?って方はこちらの記事へ。
PAがしてること
ところで、開場から開演までの間にPAの人見ました?
実はこの時間PAの人って会場から姿を消してないですか?
そうなんです、唯一の休憩時間なんです。
お昼前後から会場に入り準備をし、リハーサルをこなして本番終了してバラシ終わるまでの間の唯一の休憩です。
小さい声で言いますがこの時間は休憩というのを理解してもらいたい。この時間は死守したい。
ご飯を食べるのも、いっぷくするのも笑い話するのも他スタッフと最終確認するのもこの時間だけなわけです。
オープン→スタートが30分なら30分間、ラインチェックなどあればそれに間に合わせないといけないので更に短く、機材トラブルなんかあった日には休憩時間が無くなることだってあります。
ですので、開場してからCD渡されたり、キーボードスタンド出してよとか、ニッパーやドライバー貸してよとか、「今かよ!」ってなります。みんな大人なので言いませんが。
こんなことをご査収ください。
オープンしてからは受付やドリンクのスタッフも大忙し。
受付でお客さんの対応しているところに、「ゲストが増えまーす!」とかドリンク捌いている最中に「水くださーい!」とかあるとみんな「今かよ!」ってなります。みんな大人なので言いませんが。
緊急性がなければしっかり開場前に済ませて下さい。
準備は事前にしっかり済ませ直前はライブに備える
愚痴みたいになってたらすいませんが、1番言いたいのはコレなんです。
直前にバタバタとしないでやることは前もってちゃんとやってライブに臨もうぜってことです。
やはり、こういったことをしっかりできるバンドというのは出音もしっかりしているんです。準備も段取りもフウフワしてるバンドはどうしてか、出音もふわふわしてる傾向にあるんですよね。
せっかく開場準備の時間があるのでその時間に万全に準備をして、お客さんが入ったら会場をウロウロしたりせず前室で気持ちをライブに向けて固める。それが良いライブをする秘訣です。
ドカーンと一発目に最高の音を鳴らす為に意識してみましょう。
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