あ?ガムテープは必要な時は現場にあるから借りればいいだろ!自分で買えとかケチだな!経費削減か!?
モヒカン君の言うとおり、現場には確実にあり、多くの人がその恩恵を感じているであろうガムテープ。もちろん借りてもいいんですが、持っていたほうが何かと便利ですので紹介します。
前回のこちらの記事
こちらに続き、PAスタッフに「おっ、コイツやるな…!」と思わせよう企画第二弾です。
PAに限らずライブテクニカルスタッフはみんなガムテープ大好きで、無いと成り立たないくらい重宝しているアイテムです。
バンドマンも他ならず持っていればいざという時に必ずあなたを助けてくれるアイテムです。
そんなガムテープをみんなで愛していきましょう。
ライブハウスにはあります
そうなんです。先程モヒカン君も言っていた通り、ライブハウスの現場ではスタッフが使うのでガムテープは常備しています。
バンドマン「ガムテープ借りまーす!」
僕「返してなー!」
と言って返ってきたことありません。ま、いいんですが、そうして毎日減っていき莫大なガムテープが消費されます。
みんなタダだと思って使いやがって結構高いんだぞ!プンプン!ってことじゃなくあったら本当にいいぞ!って所を知ってもらいたいんですよ。
ライブハウスで使ってたらあっという間に無くなりますが、バンドで使う分にはそんな浪費されることなく一個あればそこそこ持つと思うのでぜひ1つ買いましょう。
ガムテープは色んな場面で助けてくれる
PAでガムテープはたくさん使われます。
箱馬を繋げてお立ち台にしたり、壊れた機材を一時的になおしたり、バミリだったりと何かあったらガムテープです。
しかし、PAだけでなくバンドマンがライブをする時でもあらゆるところで活躍します。
ドラムをミュートするのにも使えますし、パワーヒッターがシンバル等のスタンド類が動かないように固定したりもできます。
竿モノ楽器ならエフェクターの固定やシールドが抜けないように貼ることもありますよね。
ライブ中にストラップが破損してもなんとか残りの数曲ならガムテープで凌げることもあるでしょう。ストラップを忘れても最悪、時間があればガムテープでストラップ作れますし。
ステージドリンクをライブ中蹴っ飛ばしたら水の入ったペットボトルはコロコロ転がっていきますよね。ガムテープ置いておいてその中にペットボトル入れとけば倒れないなんて使い方も。
もちろん物販でも大活躍。Tシャツ貼ったりダンボールに蓋したり。
他にも挙げたらきりがないくらい用途はあります。
その中でもライブ中のトラブルに対応できるかもという点を知っておいてもらいたいんです。
ライブ中のトラブルって1秒を争うじゃないですか。
曲中のトラブルでガムテープひとちぎりで復旧できる場面。手元になければステージのスタッフを呼んでガムテープを借りて復旧するのと自分のガムテープをアンプの上に置いておきすぐ復旧できるのとでは雲泥の差があると思うんです。
前者で復旧まで時間がかかればその曲は終わっちゃうかもしれません。後者ですぐに復旧できれば数小節の離脱で曲に戻れるかもしれないのです。
急を要する場面でいつか助けてくれるかもしれないマイガムテープを持っておくのは心のゆとりにも繋がるのではないでしょうか。
ガムテープの種類
さて、じゃあガムテープ買おうと思っても結構種類があるんですよね。
色々ありますがバンドマンが持ってて便利なのは布テープと養生テープの二種類でいいでしょう。
ガムテープには紙製もあるのですが、これをライブの現場で使われるとなかなか厄介。
剥がしにくいし剥がしても糊が残るしくせ者なので紙のガムテープはライブでは使わず引っ越しの時に使ってください。
持つべきは布ガムテープ。
手で真っ直ぐに縦でも横でも切れますし耐久性もあり粘着力も強く、剥がしても糊の後が残りにくい。(メーカーにより差あり)
ライブで使うには布ガムテープで決定!色は目立たない黒!イメージカラーがあれば何色でもOK!色も選び放題!
あとは養生テープも重宝します。
養生テープってなに?って人、よく引っ越しの時にエレベーターの壁とかに傷防止の板と一緒に貼ってある緑色のアレです。白っぽい透明など各色あります。
こんなやつ
この養生テープは布ガムテープと同じように手で簡単切れて便利で、布ガムテープより粘着力が弱いです。
粘着力が弱いので簡単に貼ったり剥がしたりできます。ガムテープでは粘着力が強すぎて剥すときに壁や床材の塗装なども一緒に剥がれてしまう危険もあるので、そんなに粘着力が必要のない場面や仮止めなどに使います。
この2つのテープを使い分ければあらゆる場面で対応できるでしょう。
貼るときにガムテープの端っこをちょっと折っておくと剥がす時ラクです。こんな感じ
最強TERAOKA
みんな大好き寺岡テープ。
ライブハウスに限らず、テレビや演劇やあらゆる現場で使われ愛され、あると安心できる寺岡製作所のガムテープ。
粘着力や手で切ったときの切り口、剥がしたときの糊の残らなさ、厚みや頑丈さ等、一度使えば安物のガムテープとの違いを感じられるハイクオリティなガムテープです。
ガムテープは安い商品もたくさんあります。安物でも必要十分な場面も多いです。
しかし、ライブの現場では瞬間瞬間で咄嗟に必要になった時には安心して使えるガムテープが求められます。
値段的にはちょっと張りますが、寺岡のガムテープがいいでしょう。
バンドマンが持ってきていたら「ぐぬぬ!テラオカテープを持ってるだと!こいつら本気や!PAも本気でやらなあかん!」となることでしょう。
持ってるだけで助けてくれる。PAを本気にさせられるかもしれない可能性を秘めたテラオカテープ。
これからはぜひライブの時には持っていってはどうでしょうか。
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